ハタラキアリの徒然日記

働く中で気づいたことについて書くブログです。仕事での「気づき」やビジネス書の書評などを書いています。

日本人はリテラシーが低いのか?

多くの「リテラシー」を軽視していませんか。

仕事の中で「ITリテラシー」の低い人に問題を感じました。

リテラシーとは

読み書き能力のことを指し、転じて情報を咀嚼する能力を指します。

読み書き能力。また、ある分野に関する知識やそれを活用する能力。

出典:大辞林第三版

言語について「リテラシー」と表現するときは、読み書き能力のことを指します。

また、言語以外について「リテラシー」と表現するときは、基礎的な知識をもとに情報を咀嚼して、仕事や生活に役立てる能力ととらえてもよいでしょう。

言語についても言語以外についても、リテラシーという1つの単語で表現できるのが興味深いものです。

日本語リテラシー

日本で日常生活をするにあたって、日本語のリテラシーが十分にあるかどうかは重要でしょう。

もちろん、リテラシーは読み書きする能力や知識を活用する能力ですから、日本語の言語学者となる必要はありません。

日本語の由来や系統などについての学術的な知識は必要なく、正しく読めて正しく書ければ十分です。

日本語のリテラシーの低い日本人

しかしながら、日本人の日本語リテラシーが高いようには思えません。

日本における日本語教育は読解にかたよっています。

このため、ある程度教養のある日本人なら、文語体の日本語を読めるだけでなく、平安・鎌倉時代の日本語についても最低限は読めるでしょう。

しかし、日本語の作文についての教育はほとんどありません。

このため、「敬語」がきちんとかけなかったり、「常用漢字」と「当て字」の区別がつかなかったりするのです。

正: よろしくお願いいたします。

誤: 宜しくお願い致します。

日本人は作文の訓練を受けていないので、たとえば、この区別がつかない人が少なくありません。

まず、「宜しく」は当て字なので不適切です。

「致す」は、「する」の尊敬語として使われるときは漢字で書きますが、補助動詞として使うときはひらがなで書きます。

正: よろしくお願いいたします。

正: この仕事は私が致します。

アメリカの貧困層などにも英語を正しく書けない人はいますが、日本では一流の大学を卒業しているにもかかわらず正しく日本語を書けない人が少なくありません。

その他のリテラシー

以上が日本人はリテラシーに対する意識が低いのではないかという問題提起です。

日本語以外のリテラシーについてはどうでしょうか。

英語リテラシー: 私も人のことを言えませんが、全体としては高くありません。

金融リテラシー: 預金以外の金融資産を持っている日本人は、他国と比べて少ないです。

メディアリテラシー: 質の低いマスメディアが淘汰されないところを見ると、高くはないでしょう。

ITリテラシー: IT教育などについては、ほかの先進国と比べると遅れているような印象です。

こうしてみたときに、全体的にあまりリテラシーが高くないように思えます。

他国のリテラシーについてはあまり知らないので、これが他国と比べて低いのかどうかは定かでありませんが、絶対評価でも高くはないでしょう。

リテラシーの低さに危機感を持つ

ITリテラシーの低さ

現在、ITやインターネットを一切使わずに仕事をすることはほぼありませんから、ITリテラシー・ネットリテラシーの低さは、そのまま仕事力の低さに直結します。

もちろん、はてなブックマークなどを使いこなしていたり、サイトのCSSをちょっといじったりできるであろうみなさんは、IT・ネットリテラシーの高さでは上位数%に位置すると思います。

しかし、世の中には「『〇〇様』と書いたままメールを一斉送信してしまった」とか「宣伝用のページが非公開のままだった」などの失敗をする自称ビジネスパーソンが少なくありません。

しかも、単にミスをしたのではなくて「〇〇様には自動で差し込まれると思った」というようなひどい誤認も珍しくないのです。

あらゆる分野のリテラシー

それでは、IT以外の分野のリテラシーはいかがでしょうか。

  • 世の中を正しく知りたいのにメディア・情報リテラシーが乏しい

  • お金を稼ぎたい・節約したいのに金融リテラシーが低い

  • 健康に過ごしたいのに医療リテラシーが低い etc.

みなさんは、〇〇したい!といいつつ、その分野のリテラシーを軽視していることはありませんか。